【安部榮四郎記念館】和紙を未来へ繋ぐ事業 和紙の王様 雁皮をつくる

和紙を未来へ繋ぐ事業
和紙の王様 雁皮をつくる

11/7
昨日に引き続き、雁皮紙になるまでを体験する3日間の二日目。
昨日の夕方、煮熟まで終わった原料は、一晩、たっぷりの地下水の流水で晒されて、だいぶん白くなっていました。

これを引き上げ、今日は“塵取り”
ゴミや、節、傷などで黒くなっているところを、手作業で取り除きます。
一番手間がかかり、一番地味な作業。
それでいて、手漉き和紙の工程の中で一番品質を左右する、大切な作業です。

一度に全部でなく、4回塵取りの作業を繰り返して、よりきれいな紙料となります。
今日、全て塵取りが終わったわけではありませんが、地道な作業の大変さは体験頂けたのではないかと思います。

きれいな水が、ほんとうにたくさんの必要な手漉き和紙。
この環境だから出来るんだなと感じます。
自然の恵みに感謝。