【安部榮四郎記念館】紙漉き体験&うちわづくり

8月8日
文化庁 和紙を未来へつなぐプロジェクト。
 Vol.1 “紙漉き体験&うちわづくり”が開催されました。

出雲民藝紙の特色ある“水玉紙”と“雲紙”の技法を紙漉き体験して頂き、体験頂いた和紙を貼った、竹骨のうちわづくりをしました。

出雲民藝紙の中でも、職人さんの高い技術を要するこの“水玉紙”と“雲紙”
繊維がうまく広がるように、原料の調整は職人技です。

そして、水玉紙は、白のベースとなる紙を漉き、うっすらと青色の繊維を漉き重ね、水滴を落とすことで、水玉模様になります。
重ねて漉くことも、水滴をうまく落とすことも職人技なのです。

こうした技を、職人さんの助けを借りながら体験することで、出雲民藝紙の良さ、技術の高さをより理解していただける機会となりましたす。

うちわに仕上げることで、自分の作品に愛着を持っていただき、日常で使うことで、より和紙の魅力を体験して頂けるものとなっています。

参加者の方々には、暑い中でしたが、素敵な紙づくりをされていました。
こうしたらいいかな?とみなさんよく考えながら、色合いや水玉の配置をしていらっしゃいました。

職人さんの技も堪能頂きながら、世界に一枚だけの紙だと喜びながら、大切にうちわに加工し、充実した時間だったと、喜んでお帰りになりました。

中国新聞の方の取材もあり、記事として取り上げていただく予定です。