ミツマタは、木の皮の繊維が、紙の原料となります。枝が3つずつに分かれていくことから由来しているようです。花は、春に黄色い沈丁花に似た花を咲かせます。
紙の繊維を採るには、3年経ったものを刈り取るとのこと。
そこで、7月18日は、ミツマタの挿し木をしました。
この日は、挿し木の刈り取り、整枝、土の準備、挿し木と、たくさんの工程がありました。
挿し木にする枝の刈り取りは、秋吉地区へ。約100本の枝を刈り取りました。
記念館に戻って、挿し木用に整枝作業。
以前栽培をしておられた地元の方にお話を聞きながら、傷まないように、大切にしながらの作業でした。
ミツマタは、海抜250メートルぐらいの土地での栽培が適しているそうです。安部榮四郎記念館がある別所地区は、453メートルの星上山の麓にありますので、昔から紙漉きがおこなわれてきたことに、なるほどと思いました。
600本近く挿し木をしましたが、この中からどのくらいのものが苗になるのか、未知ですが、楽しみです。
とりあえず、夏を枯れずに越えてくれたらと願うばかりです。