【安部榮四郎記念館】 文化庁 和紙を未来へつなぐプロジェクト

文化庁 和紙を未来へつなぐプロジェクト

vol1 和紙と写真を未来へ残す
~講演会と紙漉き体験~

鳥取県倉吉市 (株)ギブシード代表 兼カメラマン 大塚健一朗氏をお招きし、写真家からみた和紙について、興味深くお話をお聞きしました。

コロナウイルスの関係で、リモート講演という形になりましたが、熱く語って頂きました。

大塚さんは、人の心を写し出し、写真で心を伝える「写心家」として、数々の受賞歴をお持ちで、全国から撮影依頼がある、とても明るく、エネルギッシュな方です。

前半の講演会では、実際に撮影されたブライダルの写真をストーリーとともに、人の心を写すことについてお話をお聞きしました。
どの写真も素敵で、思わず涙が出そうになりましたと言っておられる参加者の方もありました。

カメラマンという職も和紙も、同じように時代の流れの中で、消えてしまう危機感をもっているという共通点がある。

そのなかでも、
時代の流れを受け入れ、異業種から学ぶことや、残すことの必要性を伝え、自ら行動することの大切さを、この講演会から学びました。

写真を和紙に印刷するという切り口から、改めて和紙の素晴らしさを見つめる機会となりました。

午後からは、写真の選び方についてお話頂き、参加者の方がお持ちになった写真を、お一人ずつ見ていただきながら、和紙に印刷する写真を選んで頂きました。

このあと行われた、紙漉き体験で作ったマイペーパーに、それぞれ印刷して頂きます。

印刷された写真は、記念館や八雲公民館で展示予定となっております。

なお、この文化庁 和紙を未来へつなぐ事業につきまして、こちらのホームページより活動等をご覧頂けます。
https://www.handmadewashi.com/