今年の夏、一家族様限定での、紙漉き体験とAtelier Haruiroさんのワークショップの様子を、もう一組ご紹介します。

小学六年生の男の子とお母さんのご参加でした。
初めに和紙ができるまでの工程の映像をご覧頂き、いざ体験へ。
映像をみたように、ささっとはなりません。
一回目は、こわごわと、けたをゆする暇もなく。
二回目、三回目となると段々上手になります。

今回は、ちぎり絵のワークショップをご希望でしたので、
作る作品の大きさを決めてから、型を選びました。
何の絵を作るのか事前に考えて来てくださっていたので、スムーズでした。

紙が乾くのを待って、ワークショップへ。
何が作りたいかイメージしながら。
どうしたら、作りたいものの質感になるかな？と考えながら、作ります。

和紙は、ちぎったり、くしゃくしゃにしたり、引っ掻いたりすると、いろんな表情をみせてくれます。
どう使うと良いのかなと、一緒に考える時間はとても楽しいです。

ダイナミックに、でも毛並みや背景を細やかに立体的に表現した作品。

学校で習った遠近法も意識して、写真からのイメージを繊細に、かつ和紙らしさをたくさん使った作品。

どちらも素敵な作品になりました。
このあと、額に入れる提案をさせて頂きましたので、もっとグレードアップしたアート作品になると思います。

お母さんは、ヘアゴムをつくられました。
この小さな作品の世界に、和紙の何処を切り取るのか、悩みながら、楽しまれました。
この雲紙は、切り出す部分によって全く表情が変わります。一度迷いだすと迷宮入りです。
最後は納得の、世界に一つだけのお気に入りとなりました。

今年の夏は、コロナウィルス感染拡大の影響により、少ない人数で開催でしたが、充実したワークショップとなりました。

ありがとうございました。