和紙を未来へつなぐ事業
石州和紙✕出雲民藝紙
講演会 「石州和紙の現状と将来に想うこと」
石州半紙技術者会 会長 西田誠吉氏がお話してくださいました。
原料栽培への取り組み、
道具の作り手のこと、
技術継承と品質を保つための努力、
後継者を育てることへの苦悩や、今後の課題などをお話してくださいました。
多くの課題と向き合いながら、良い物を作るための努力を惜しまず、時代に対応し変化していくこと。
紙漉きだけでなく、マルチにできるよう、吸収し、発想し、デザインし、使い手ともよくコミュニケーションをとりながら、試行錯誤している。
石州和紙は、主に楮を原料としておられます。
出雲民藝紙は、主に三叉と雁皮を原料としています。
日本で手漉き和紙の、3大原料はこの3つ。
原料から栽培し、手漉きで、本物の和紙を作れるところは島根だ❗と言えるように。
それは確かな技術と、江戸時代から変わらない手漉きを頑なに守ってきたから言えること。
日本の文化を支えているという自負をもち、みんなで支えて、地域で関わりながら未来へ繋いでいきたいとお話してくださいました。
今、手漉きで和紙を作れるところは、全国に150件くらいしかないのです。
それも、高齢であったり、後継者のいないところもあるのです。
ほんとに、貴重になりつつある技術、日本の文化です。
未来へ繋げたい。
ここで無くしたらいけないと思う。
勇気をもらいました。
ほんとに、地道だけど。
でも、確実に、未来へ繋いでいける行動をしていたいと思いました。