【文化財保護協会】「石神さん巡り」を行いました!

こんにちは。
八雲町文化財保護協会です。
協会では恒例の秋の研修で「石神さん巡り」と題して、大きな石(岩)を御神体とする神社巡りを郷土文化保存伝習施設と共催で行いました。

◇◇11月13日(月)24名参加◇◇

八雲・・「韓竈神社」・・(昼食ワイナリー)・・「万九千神社」
・・「岩倉遺跡と大岩」・・「石宮神社」・・八雲

「韓竈神社」出雲市唐川町

駐車場から800Mほど谷の道を歩く

 

 

鳥居をくぐって300段ほどの自然石の石段を登る


 

狭い岩の隙間を平たく横這いをして抜けると・・・

 

 

岩壁の窪みに鎮座する「韓竈神社」本殿


 

 

「万九千神社」出雲市斐川町併川

 

一般的な本殿・拝殿形式と違う神殿造り。近年遷宮、真新しい。この神社で八百万の神が神在月出雲での最後の直会をし、全国へ旅立つ。

 

 

神殿背後の玉垣に囲まれた御神体の巨石。斐伊川から運ばれた石。

 

 

二重亀甲に万の字の神紋

 

 

加茂岩倉遺跡と大岩

最初に学芸員さんから銅鐸出土の経緯などを聞いた。その際熊野銅鐸についても説明を受け、認識を新たにした。

 

 

出土したままの銅鐸(レプリカ)

 

 

重機のバケットが削り取った跡と、出てきた銅鐸の様子

 

 

入れ子銅鐸などが出た埋納場所。ここから尾根伝いに荒神谷(銅剣)まで直線で3・5キロほど。

 

 

岩倉遺跡入口駐車場の向こう側に地元で「大岩」と呼ばれる岩がある。
大晦日の夜、この岩の中で鳴く金の鶏の声を聞くと幸運が来ると言う。

 

 

「石宮神社」宍道町白石

石段の左右と拝殿の後方に「大石」がある。

 

 

昔、大国主が犬に猪を追わせ、その猪(シシ)が通った道が「宍道」(シシジ➡しんじ)の語源になったという説がある。犬と猪は石になった

 

 

石段横の「猪石」(2つの内の1つ)

 

 

猪石・2つの内の1つ(石段の左側)

 

 

拝殿後方の玉垣内に鎮座する御神体の「犬石」

 

 

新しい方の入会を歓迎します!

八雲町文化財保護協会ではこのような研修視察や、「歴史講座」会員寄稿による「かたりべ」の発行などを行っています。
またすでに発行した「かたりべ」や「ふるさと百話」も販売しています。
(1冊300円)
興味のある方は事務局(八雲公民館54-2478)へお問い合わせ下さい。