【あしぶえだより 演劇はこころのたべもの №3】

あしぶえだより 演劇はこころのたべもの №3 2019/08/16

<シアターのお客様>

 

講師の小林七緒さん

今回の講座では、「セロ弾きのゴーシュ」の原作をもとにして、シーンごとに、セリフ役・ト書き役、動き役に分かれて演じていきます。参加者それぞれが創造力を引き出されるかたちで進んでいくというものです。一つの役を3人で表現する即興の中から、相乗効果や化学反応が起きていきます。演者によってさまざまな性格や、背景を感じさせるものになっていく様子から、ワクワク感が伝わってきました。あらたな気づきに満ちた講座となりました。秋のゴーシュ公演にも、きっとこの講座で学んだことが活かされるでしょう。お楽しみに。人材養成事業「俳優育成のための短期創造講座」講師 小林七緒さんが、①8月3・4日、②8月11日の3日間にわたって、講師をつとめてくださいました。

 

<しいの実シアター 今日この頃>

8月8日~8月10日の3日間は、普及啓発事業「しいの実シアター未来学校『劇で遊ぼう!』」を開催しました。
●アイディア出し、考え、試行錯誤しながら実現する力●仲間と力を合わせ、一つの作品を創る力●自ら発信し、表現する力の3つの力を育成することを目指しました。
講師は、田中小百合さんと有田美由樹さん。今年は、小学1年生から中学2年生まで22名が参加して、劇づくりをしました。
1日目の午後からは、古い着物や洋服、今まであしぶえが使っていた衣裳 などのたくさんの材料を舞台いっぱいに広げて、それを身につけて見ながら自分がなりたい役をイメージしていくことから始めました。
照明や音響をやりたい人は、衣装や小道具づくりを手伝ってくれました。

 

そして、一緒にお話がつくれそうな人同士でグループに分かれて、ストーリーを作ってセリフや、音楽や効果音を考えていきます。
ほぼ初対面のメンバー同士なのに、自主的にどんどん進めていく様子はとても頼もしいかぎり。
2日目は、けいこを通してみて、足りないところや直したいところを修正して、どんどん素敵に。
そして、3日目は、午前中にリハーサル。午後からは家族の人をお招きしての発表会。
発表会の後には、それぞれのグループが工夫したところなども話してくれました。
わずか3日間で、子どもたちだけの力で作り上げた作品、そのセンスやアート感覚に、大人のスタッフも大いに学ぶところがありました。
そして、目指していた3つの力が育っている手ごたえを感じました。

 

 

 

 

【しいの実シアター花ごよみ】

カワラナデシコ(河原撫子)

 

夏の終わりに咲き始める河原撫子は秋の七草のひとつです。かやぶき交流館の裏に咲いていました。やさしくて淡いピンク色の花は、道端の草むらの中で咲いていても目を引きます。大和なでしこのような奥ゆかしさの中にも、存在感を醸し出しています。

 

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9月22日、10月6日の「セロ弾きのゴーシュ」公演のチケット発売中です。

満席のおそれがあります。

ご予約はお早めにどうぞ。

しいの実シアター他、以下でお求めいただけます。

<プレイガイド>

島根県民会館、プラバホール、ビッグハート出雲、チェリヴァホール、今井書店(グループセンター店・学園通り店)

ローソンチケット Lコード:62128

みなさまのお越しをお待ちしています。

http://www.ashibue.jp/news

 

ミニマルシェも同時開催!